最近はがっつりと出会いを求める婚活パーティよりも、同じ趣味の人と出会って自然に恋愛に発展させたいという人向けの「趣味コン」が盛んに行われています。
そんな趣味コンの中でも「初対面の人と話すのが苦手」という人、また「これといって趣味がない」という人にも適しているのが料理コンです。
料理コンの特徴と、そのメリット・デメリットについてまとめました。
料理コンとは?
料理コンはその名のとおり、料理をしながら親睦を深めていく合コンのこと。
男女が共同作業で一つの料理を作ることで共に達成感を味わえるなどの特徴があります。
開催されている料理コンによって内容は多少違いますが、流れとしては以下のとおり。
申し込んだ男女(基本的に同数・少人数)が料理スタジオに集合し、グループ分けされます。
その後、分けられたグループごとに料理を作ります。
グループは料理ごと、または料理工程ごとにシャッフルされ、一通りすべての異性と触れ合うことができます。
料理が全て完成したら全員で試食し、その後に個別で会話をする場が設けられます。
最後に相手に連絡先を渡して解散。
婚活パーティのようにこの場でカップルを誕生させるという形式になっていないことが多く、ライトな出会いの場という印象が強いですね。
料理コンのメリット
料理コンに参加するメリットは以下の通り。
- 初対面の人でも話しやすい
- 人数が少ないので印象に残りやすい
- その人の素の姿が見えやすい
- 全ての人に連絡先を渡せるチャンスがある
一つずつ確認していきましょう。
初対面の人でも話しやすい
料理コンの場合、「趣味は何ですか?」「お仕事は?」のような形式ばった質問をしなくとも、その場で行うべきミッション(料理を作ること)が既に課されています。
そのため、自ずと「私がこれをやるので、こっちを手伝って貰えますか?」とか、工程に対しての会話が生まれます。
こうした自然な会話をしていると、例えば「普段料理ってやるんですか?」といったような話から会話が弾んでいくものです。
つまり、初対面の人との会話に苦手意識を感じている人、何を話せばいいのかと悩んでしまうような人ほど料理コンは気軽だと言えるのです。
人数が少ないので印象に残りやすい
料理コンの場合、男女4対4など人数が少ないことが多いです。
これは出会いが少ないというデメリットに感じるかもしれませんが、逆に印象に残りやすいというメリットでもあります。
婚活パーティの中には20対20のような大きなものも存在しています。
1日のうちに20人もの異性(しかも1人あたり5分ぐらいしか話せない)に出会う場合、たいていはその異性のことなんてほとんど思い出せません。
ですが、一度に4人と出会ったぐらいなら、むこう数週間ぐらいは誰がどんな子だったか覚えていられるはずです。
しかも必ず一人一人と料理をするわけですから、もうちょっと込み入った部分まで覚えていられるかもしれません。
そしてそれは相手にしても同じことが言えるのです。
もしあなたが受け取った連絡先に勇気をだして連絡してみた時、「誰でしたっけ?」と言われたらとてもショックを受けるでしょう。
でも「あの時の〇〇が趣味の人ですか?」など自分のことを覚えていてくれたら・・・一気に恋愛感情が高まるのではないでしょうか。
その人の素の姿が見えやすい
普通婚活パーティの場だと、相手に好印象を与えようとして形式ばった受け答えになってしまいがちです。
企業の面接などに近いですね。
でもその人とお付き合いするようになったり、ましてや結婚することになれば、その奥にある素の姿を見ることになります。
料理コンのように会話意外にタスクがあるような場合、普通は会話が若干おろそかになるもの。
つまりその部分の緊張がほどけるため、素の表情が見えやすくなるわけです。
一度その人の素の姿に触れておけば、あとで「裏切られた」なんて思うことも少なくなるでしょう。
なのでこれもメリットであると言えそうですね。
全ての人に連絡先を渡せるチャンスがある
婚活パーティーの場合、お互いにフィーリングが合った人同士でしか連絡先を交換できません。
そのため、高い参加料を支払っても誰の連絡先もゲットできずに寂しく家路につく・・・なんてことが多々あるのです。
その点、料理コンのような趣味コンの場合、「全員に連絡先を渡す」というプランのものが存在しています。
あくまで連絡先を渡すことができるというだけなので、相手から連絡先を貰うことはできないかもしれません。
ですが、渡すことも貰うこともできないよりは確実にチャンスが広がります。
これは婚活パーティのようにがっつりしたものでないからこそできることですよね。
同じ趣味同士、まずは友達から・・・というのもありえますし、そこから誰かを紹介して貰える可能性にだって広がるかもしれないのです。
料理コンのデメリット
では逆に料理コンのデメリットにはどんなものがあるでしょうか。
- 会話に集中できない
- 出会いを求めていない人もいる
- その場で恋人同士にはなれない
ひとつずつ見ていきます。
会話に集中できない
料理コンの場合、本来の目的は異性との交流のはずなのですが、ミッションを課されていることから料理に集中してしまいがちです。
男性の場合は料理そっちのけで、ふざけながら自分のアピールをしたりできるのですが、女性は真面目にとりかかってしまいがち。
そこで温度差が生まれてしまい、男性に嫌悪を感じることもあるようです。
そして料理に集中するがあまり、肝心の会話がおろそかになってしまうという欠点があります。
料理が完成し、気づいた時には「あれ・・・私今日何を話したっけ・・・?」となることも。
何を目的として参加しているのかを常に意識するようにしないと、ほとんど意味のない回となってしまう可能性があるのです。
出会いを求めていない人もいる
料理コンに限らず、こうした合コンは基本的に女性の参加料が安く設定されています。
というのも、やっぱり女性が集まるところに男性が集まるからで・・・運営側としても男性を集めるためには女性を優遇しないといけないんですね。
そのため女性の参加費が0円なんてこともあるのが現実です。
その場合にどういったことが起こるかというと・・・料理コンの場合は特に「料理教室代わりに通う」という女性が生まれてしまいます。
つまり、そこに純粋な出会いを求めていないということ。
そうなると高額な参加料を払って出会いを求めに来た男性にしてみたらたまったものではないですよね。
こうした参加者がいる可能性があるというのは料理コン(他婚活パーティなど全体)のデメリットと言えるでしょう。
特に多少なりとも料理のスキルを磨ける可能性がある料理コンは気を付けたいところです。
その場で恋人同士にはなれない
料理コンはがっつりした婚活パーティではないので、その場でのカップリングを行ってもらえないことが多いです。
その場でカップルになれるとその後もスムーズです。
ですが料理コンのようなライトな出会いの場ではあくまで「出会い」のサポートのみ。
参加者たちは後日個別に連絡を取り合って、デートを重ねるなどして告白、晴れて恋人となる・・・といったステップを踏まなければなりません。
あくまで自然な出会いを求める人にしてみたらこれはデメリットにはなりませんが、早く恋人が欲しいと思っている人にしてみたら少し煩わしいですよね。