社会はどんどんグローバル化が進んでおり、20年前にはほとんど外国人を見かけなかったような片田舎の街でも、今では普通に外国人が生活をしている姿を目にするようになってきました。
そんな時代だからこそ、結婚相手を国外に探すようになったとしても、なんら不思議なことはありません。
国際結婚のメリットを知り、なぜ国際結婚をしたいのかといった部分を明確にし、同時にデメリットを知っておきましょう。
国際結婚のメリット
国際結婚をすることによって得られるメリットは次のようなものがあります。
より多くの選択肢が得られる
単純に計算しても、日本国内にいる同年代の異性より、全世界にいる異性の方が多いため、「絶対に日本人とじゃなきゃ結婚したくない」という人でない限りは、選択肢が広がることになるでしょう。
これは逆も然りで、「絶対に国際結婚をする」「絶対にアメリカ人と結婚する」と絞ってしまうと、選択肢が狭まることを意味しています。
結婚の最終目的は、自分と相性のいいパートナーを見つけることですので、こうした壁を取ってあげることができれば、より自分にピッタリな人と出会える可能性が高まるというわけです。
自分の成長につながる
人生は一度きり。
いろいろなことをして生きていった人も、特別なことをしなかった人も、等しく人生は一回です。
学生時代に部活動に励んだ人とそうでない人、受験勉強を努力した人とそうでない人。
美味しいものを食べたことがある人とそうでない人など、人は経験によって成長に差が出てしまうもの。
今や時代が「結婚する人とそうでない人」に分かれるようになってしまっていますが、そんな「結婚する人」の中でも、国際結婚をする人の数の方が圧倒的に少ないです。
ということは誰しもがやらないような経験をできるということに繋がり、それは結果的に自分が成長することを意味しています。
たとえば日本人同士の結婚であれば、お互いの家庭のしきたりが遠く離れるといったことはあまりないでしょう。
ひとたび外国の方の家庭に入り込めば、そういった部分の違いを体感することになります。
「外国人と結婚するということは、こういうことだ」という経験ができるのは国際結婚をした人だけなのです。
子供がハーフ、バイリンガルに
今後、日本はどんどんグローバル化が進んでいきます。
少子化などの影響で人口が減り、外国人居住者が増えるためです。
これまでは島国ということもあって、日本は「日本人のための国」という状態にありました。
それが「日本人と外国人が住む国」ということになれば、外国人居住者をベースに考えられた社会になったとしてもなんらおかしくありません。
そんな時に国際感覚をもつことが出来ていることは、自分や自分たちの子供にとってのプラスになるのではないでしょうか。
とくに子供は必然的に日本語と外国の言葉を覚えられるため、国際社会で活躍する人間となるための一つのアドバンテージが得られることにつながるのです。
国際結婚のデメリット
国際結婚はよいことばかりではありません。
次のようなデメリットがあることを理解しておきましょう。
里帰りの問題
まず第一にあげられるのが里帰りの問題。
海外で生活するのであれば、日本に帰国する頻度や滞在時間が少なくなってしまうのは必然です。
今は生まれてから多くの時間を日本で過ごしているため、日本に対する特別感を覚えることはないと思います。
ですがひとたび日本を離れてしまうと、「日本の方が良かった」と思うことにたくさん出会うようになるのです。
これは生活のベースを日本にする場合も同じで、その時にはあなたのパートナーが同じ想いをするでしょう。
また有事の際に里帰りするという場合にも、非常に手間がかかるという問題もあります。
たとえば友人の挙式や親族の告別式など、冠婚葬祭の度にわざわざ飛行機に乗って里帰りしなければなりません。
奥さんが出産するタイミングで里帰りしてしまい、一年以上別居生活をしなければならなかったという例もあります。
言語の問題
国際結婚をする際に、どうしてもハードルとなるものは「言語」です。
英語が公用語の国の方同士ならまだしも、日本はまだまだ「日本語のみ」しか話せない人が多いため、ハードルが高くなりがち。
恋愛の段階ならば言葉などほとんど通じなくてもどうにかなるものですが、結婚となると話は違います。
生活をともにする相手と十分な意思疎通が取れないというのは、ものすごくストレスになるものです。
また自分のパートナーだけならまだしも、結婚するとなれば相手の家族や友人とも付き合っていかなければなりません。
日本人と結婚したいと思ってくれるパートナーは日本語への多少の理解があるかもしれませんが、その家族となればまったく日本語がわからないというのが普通です。
偏見
日本においての国際結婚はまだまだ一般的なことでなく、珍しい部類に入ります。
そのためさまざまな偏見にさらされることも覚悟しておく必要があるでしょう。
たとえば「国際結婚をする人間はこういう人間だ」というレッテルを貼られてしまったり、何か悪いことがあった時に限って「あなたは普通の結婚をしていないから」と非難をされるなどです。
実際にはそんなことがなかったとしても、あなたが国際結婚をしているということをやり玉に挙げる人が少なからずいるものだと思ってください。
またパートナーに対しての偏見も少なからず存在します。
現代の日本人にとっては「外国人」という存在がやっぱり畏怖の対象となるのは仕方ないこと。
こうした偏見はどうしても存在すると考えて、助け合っていけるパートナーと出会う事が大切です。
国際結婚相談所の紹介
国際結婚の相談所は男女別、国別に分かれていることが多いため、自分が結婚を望む国が判明している場合はそこに絞って探す必要があります。
Kaiwa – U.S.A(女性向け)
有名な国際結婚相談所。
アメリカに所在し、アメリカ人男性を中心とした外国人男性と日本人の女性を結びつけるサービスです。
アメリカは人種のるつぼと言われているだけあり、多くの国の方がたくさん存在しているため、こうした相談所に適しているのかもしれませんね。
Kaiwa – U.S.Aでは、相手の男性が来日してくれるという特徴があり、日本にいながら国際結婚の婚活ができるようになっています。
A Russian Beauty(男性向け)
こちらは男性向けの国際結婚相談所。
対象となる女性はロシアやウクライナといった国の方です。
現地では日本とは逆で女性の数が多いため、国外にパートナーを求める方が必然的に出てきてしまうのだそう。
国際結婚を望む男性にとっては魅力的なサービスではありますが、入会金やお見合い費用はやや高額設定になっています。
EMCLUB(女性向け)
ハワイ在住の男性を紹介してもらえる女性向けの結婚相談所。
日系人も多く、日本人の旅行先としてもいまだに根強い人気のハワイにオフィスを構えている会社です。
ハワイに憧れがある人なら「いつかはハワイに住みたい」という想いが少なからずあるのではないでしょうか。
そういった女性にオススメの結婚相談所と言えます。
国際結婚は乗り越えられない壁ではない
国際結婚にはよい部分もあれば悪い部分もあるもの。
ただしそれは日本人同士の結婚だったとしても同じことです。
事前にメリットとデメリットを理解し、覚悟しておけばどうしても乗り越えられないという壁ではありません。
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