良い出会いがなかなかなく、自分の中で勇気を出して一歩踏み出した婚活。
明るい未来を思い浮かべてスタートさせた方が大半でしょう。

はじめのうちはうまくいかなくても「最初だから…」とポジティブでいられる人でも、失敗や挫折を繰り返していくうちに段々と負のスパイラルに陥るもの。
いわゆる「婚活地獄」と呼ばれる状態になってしまう方も少なくありません。

もしあなたが婚活地獄に陥ってしまった場合、また「どのようにして婚活地獄から抜け出したらいいのかわからない」というような場合、どうすれば良いのかについてまとめました。

婚活地獄とは

まずはじめに「婚活地獄」とは何なのかの定義を明確にしましょう。

婚活地獄とは婚活をスタートさせ、その中でうまくいかないことが続いていく事により、自分の中の苦悩・苦痛感が広がっていく状態を指しています。
明るく希望に満ちた楽しい活動だったはずの婚活が、いつのまにか苦痛になってしまうわけですね。

場合によっては「婚活うつ」と呼ばれるうつ病を患ってしまったりすることもあるので注意が必要です。

なぜ婚活地獄に入ってしまうのか

婚活を続けている人にはもしかすると自覚症状がないかもしれませんが、実は婚活では精神的にかなり負担のかかることを日々行っているのです。

婚活の代表的なものとして「婚活アプリ(サイト)」「婚活パーティー」「結婚相談所」などがありますが、いずれも次のような心の負荷がかかっています。

婚活アプリ(サイト)でかかる精神的な負担

  • 知らない人とのメッセージやりとりなどをしなくてはいけない
  • 自分のことを気にしてもらうためにどんどんアピールをしなくてはいけない
  • アプローチをかける相手が「大丈夫そうな人」かどうか、探りを入れなくてはいけない
  • 実際に出会って失望されないかどうか不安を抱えなくてはいけない

婚活パーティーでかかる精神的な負担

  • 数時間で何人もの初対面の異性と話をしなくてはいけない
  • 他の人に負けないよう、自分のことをアピールしなくてはいけない
  • タイプの人に選ばれない、という失望感があるかもしれない

結婚相談所でかかる精神的な負担

  • タイプではない人を紹介されても一定時間、一緒の時を過ごさなくてはいけない
  • 素敵な相手が見つからず、多額のお金が無駄になるかもしれない

どの選択肢を取るにしても心の中にはこのような不安が渦巻いています。

婚活をする前の生活では知らない人に自分からアプローチをかけていくなんてことは、まずなかったでしょう。
それが婚活の中では次々に起こっていくのですから、精神的には疲れて当然なのです。

もちろん、こうした不安や苦労があるからこそ、うまくいった時の喜びはひとしおなのですが、うまくいかないことが続くと不安や失望感が積み重なってしまい、同時に疲れもどんどん溜まっていってしまいます。

精神的な疲れは自分の意識するしないに関わらず溜まっているので、気づいた時には婚活地獄に陥っていた・・・ということがあるんですね。

婚活地獄に入ってしまう人の特徴

それでも婚活地獄に陥らず、いつまでもポジティブに活動を続けられる人がいるのも事実です。
ではいったいどんな人が婚活地獄に陥ってしまいやすいのでしょうか。

実は真面目な人ほど疲れを抱えがちだったりします。

普通に婚活がうまくいかなければ疲れはたまるものですが、特に真面目な人は疲れを倍増させて受け止めてしまっている可能性があるのです。
具体例を見ていきましょう。

  • 「頑張っているのにいい人が見つからない。私はダメに違いない」
  • 「自分に何か致命的な欠点があるのかもしれない」
  • 「高望みをしているつもりはなかったけど、私のレベルが自分で考えている以上に低く、相対的に高望みだったのかもしれない」

真面目な方ほど、このように「うまくいかないこと」を「自己否定」を中心にして考えてしまうもの。
他者を否定するよりは自身の成長に繋がる思考回路ではあるのですが、これもあまりに続くと気分が陰鬱になってしまうのは当然のことです。

またツライのは精神面だけではないですよね。
婚活系サービスを利用すれば必ずお金がかかってきますので、「うまくいかないのにお金だけ減っていく」と考えたら悲しみも倍増してしまうでしょう。

こうしたところから負のスパイラル=婚活地獄に陥ってしまうと、抜け出すのが非常に難しくなってしまうのです。

婚活地獄から脱出する方法

婚活地獄に陥ってしまった場合には、まずはそこから脱出することを考えましょう。
あなたが地獄にいる状態で良い出会いに巡り合う可能性はとても低いですし、本当に滅入ってしまっては見も蓋もありません。

ではどのように抜け出すかというと、まずは「休むこと」が大切です。

一回婚活のことは忘れて、心身共にリフレッシュさせましょう。
遠回りのように見えるかもしれませんが、一旦リフレッシュして再スタートさせることは近道になることの方が多いのです。

人は何かにのめり込んでいる時に、その時の自分を客観的に捉えることができなくなります。
ですが、一旦休んで考えを外に置くことで、それまでの自分を客観的にみられるようになるもの。

友人の悩みに的確なアドバイスができた・・・なんて経験はありませんでしょうか。
これは「友人の悩み」というのが自分に直接ふりかかっている問題ではないことに関係しています。
つまり、客観的に観られているため、解決策などの本質が見えやすいんですね。

休むことで自分のことを客観的に見られるようになったあと、婚活を再スタートさせた際にはブーストがかかったように感じられることでしょう。

それでも焦ってしまう場合は・・・

そうは言っても、「いま休んだら婚期を逃してしまうかもしれない」という焦りはあると思います。

ただ、焦っている人は他人から見ても余裕がなく見えるもの。
婚活においても焦りは逆効果なんですね。

また、前述のとおり、一旦心を落ち着かせることで結婚への近道となることもあるのです。
そういった意味でも焦りは禁物と言えるでしょう。

もし焦ってしまうようなら、結婚に関する考え方を少し変えてみるのも手です。

結婚自体はそれはそれで素晴らしいもの。
ですが、結婚することだけが人生の全てではありませんよね。

結婚せずとも素晴らしい人生を過ごしている方は多くいらっしゃいますし、逆に結婚をしても不幸な人生を送っている方もいるのが現実です。

30歳を超えてきたあたりから、周囲の結婚ラッシュも佳境にさしかかるので「急がなければ!」と思う気持ちもわかります。
中には「結婚はいいものだ」と言って無理に勧めてきたり、親や親戚から「まだ結婚はしないのか」と言われることもあるでしょう。

でも、そういった価値観だけが全てではありません。
世間的な結婚観も昔から見ると大きく変わってきており、政府の発表したデータ(※1)によると1984年に「結婚は必ずすべきものだ」と考えていた人が61.9%もいたのに対し、2008年の調査では35.0%にまで落ちています。

また日本の35-39歳の未婚率(※2)も1980年に男性8.5%、女性5.5%だったのに対し、2010年には男性35.6%、女性23.1%とどんどん増加しています。

※1:「平成25年版厚生労働白書 -若者の意識を探る-」第2節「結婚に関する意識」より
※2:内閣府「未婚率 – 少子化対策」より

あなたの人生はあなただけのものです。
周りに流されて、望まないような結婚をしてしまうよりは、自分らしさを追求していけた方が幸せになれるということを忘れてはいけません。

婚活地獄に陥ってしまった場合にはまず休んで、固まってしまっている自己否定の考え方や、結婚に対しての強迫観念や焦りをゆっくり取り除いきましょう。

心身共にリフレッシュしたら確認したいこと

婚活を忘れ、好きなことをして遊んで、しっかりと休むことが出来たら、その時にはいろいろな気づきがあるはずです。
自分が本当はどういう結婚がしたかったのかという願望に気づけるかもしれませんし、本当の自分はどんな人間かという内面に気づけるかもしれません。

その時こそ、今までの婚活を見直すチャンスと言えるでしょう。

実はうまくいかない時には「努力する方向が間違っている」ことがその理由だったりします。

たとえば、モテない男子は「自分がイケメンじゃないからだ」と決めつけていることが多いのですが、本当にモテない理由はそんなところにはありません。
美女なのに30年間彼氏がいなかった、なんて女性もたくさんいます。

もしあなたの容姿が非のつけどころがない程に優れていたとしたら・・・果たして今、婚活に苦労していませんでしょうか?

いったい何が自分に足りなかったのか。
どうすれば次はうまく出会えるようになるのか。
そういったことは余裕がある時にこそ客観的に考えられるものです。

努力する方向を間違えれば、それだけまた疲弊してしまいますし、それだけお金も無駄に浪費することになります。

心身共にリフレッシュした時にこういった点に気づくことができれば、婚活の再開もまた楽しみになることでしょう。
こうした力の抜き方が運命の相手を探すのにはいいのではないかと思います。